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男性用ピルの開発はどうなっているの?

薬を飲んでいる女性

ピルは通常、女性が服用するものとなっています。
これは現在使用されているピルが女性ホルモンを配合し、女性の生殖機能に対して影響を与えるという仕組みを有しているからです。
当然ながら男女ではその生殖機能に大きな違いがありますから、通常のピルを男性が使用することはできません。

では男性用ピルが開発されることはないのかと言うと、現段階で、実用レベルの男性用ピルが開発されているということはないでしょう。
これはピルが開発されてきた経緯として「女性が主導できる避妊方法が必要だった」ということがあるからです。
男性の場合はかつてからコンドームがあり、コンドームを使用すればある程度の避妊が出来ると判断されていましたから、男性用ピルの開発は行われなかったのです。
2008年から2010年にかけてはテストステロンという男性ホルモンを利用した男性用ピルの開発も行われていましたが、これはWHOが主導する臨床試験に置いて性欲増大や抑うつ症状などの副作用が見られたため、中止されることになってしまいました。

ただ今後ずっと男性用ピルが作られることはないのかと言われれば、それは違います。
特に2014年12月にはインドネシアにて、かつてから民間医療の中で男性用避妊薬として使われていたガンダルサという植物から抽出した成分が高い避妊効果を持っているとして研究されるようになりました。
副作用が少ないうえに臨床試験においても良好な成績を残しているため、2016年にはインドネシアを中心として販売が開始される見通しとなっています。
日本国内においては女性用ピルも開発されてから30年以上が経過してようやく認められたという経緯があるため、すぐに認可を貰うことは難しい可能性が高いのですが、もしインドネシア内で良い結果が出せれば、今後世界的に男性用ピルの開発が加速する可能性は高いと言えるでしょう。