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ピル開発の父、グレゴリー・グッドウィン・ピンカスとは

落ち込む女性

ピルは日本国内においてはまだ完全に普及したとは言い難い状況となっていますが、海外に目を向けてみると状況が大きく違うことが良くわかります。
特に欧州の国などでは成人女性の50%以上が服用しているというようなデータもありますから、日本はピルという分野において後進国だと言うことが出来るでしょう。

さて、日本国内でピルと言うと「最近できたもの」というようなイメージが広くありますが、実はこれが完成したのはかなり前のことなのです。
ピル開発のきっかけとなったのは1951年のアメリカ、避妊運動を推進していた女性マーガレット・サンガーと、ハーバード大学院で学んだ科学者であるグレゴリー・グッドウィン・ピンカス博士が出会ったことでした。
マーガレット・サンガーは望まない人工妊娠中絶に嘆く女性たちの為に、女性が主体となって使用できる効果的な避妊方法はないかとグレゴリー・グッドウィン・ピンカス博士に相談をしたのです。
相談を受けたグレゴリー・グッドウィン・ピンカス博士はマーガレット・サンガーと大富豪の未亡人であるマーガレット・デクスター・マコーミックからの資金援助を受けて女性の為の避妊法研究に乗り出したのです。
グレゴリー・グッドウィン・ピンカス博士はミン・チュエ・チャン博士、カトリック教徒のジョン・ロック氏と共に研究を進め、合成ホルモンによる避妊法を編み出します。

この避妊法として生まれたのが経口摂取による合成ホルモン剤の投与であり、今日におけるピルの原型なのです。
当時のピルは吐き気などの強い副作用がありましたが、現在ではそうした副作用が少なくなるように改良がくわえられて使用されています。
その後グレゴリー・グッドウィン・ピンカス博士は様々な賞を授与されることとなりましたが、その成し遂げたい業から考えれば、これは当然のことだと言えるでしょう。